高反発マットレスの選び方の解説です。
「腰痛には、高反発マットレス」
「低反発は、腰痛が悪化する」
「一杯あるけど、どれがおススメ?」
そんなあなたに
高反発マットレスを選ぶ基準
をお伝えします。
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そもそも「高反発マットレス」って、どんなマットレス?
高反発マットレスとは眠った時に、下から押し返す力が高い、反発力の高いマットレスのことを言います。
反発力が高いということは、押し返してもらえるため寝返りが打ちやすい傾向にあります。
低反発マットレスに比べると耳にすることが少ない高反発マットレス。
名前から判断して固いマットのイメージがしますが実際は体が適度に沈むほど柔らかく、横になれば体に合わせて形を変えるため大変良質な寝心地を得られます。
低反発マットレスとの大きな違いはマットから体が離れたとき即座にマットの形状が元に戻るところです。
マットの形状復元力が高いため低反発マットレスよりも寝返りが楽にできます。
寝返りは良質な睡眠を維持するのに欠かせない要素です。
安眠のために高反発マットレスを試したいと感じている方もいるでしょう。
そんな方に向けて今回は高反発マットレスの選び方を解説します。
購入を検討している方は参考にしてください。
どれくらいの厚みのあるマットレスが良いのでしょうか?
厚みはある程度ある方が良いと言われています。
床に置いたり、今あるベッドに重ねるのではなく、ベッド置きに置いて使用する場合には20?30cm程度はあると寝心地は良いと言われています。
高反発マットレスを選ぶポイントはいくつかありますが、そのなかでも重要なのが厚みです。
厚みによって支えられる重量が変わってきます。
体重がある人が薄い高反発マットレスを選ぶと横になったときに腰が床やベッドの底にぶつかってしまう底つきと呼ばれるトラブルが発生します。
底つきは腰痛や不眠を引き起こすため、自分の体重に合った厚みが何センチか確認できるようにしましょう。
マットレスの厚みと支えられる体重の関係は次のとおりです。
・3㎝:15㎏程度
・5㎝:30㎏程度
・10㎝:80㎏程度
・15㎝:120㎏程度
成人男性であれば10㎝以上の厚みのあるものがおすすめです。
マットレスの弾性が経年劣化することも考慮に入れて、少し厚めのマットレスを選びましょう。
また、高反発マットレスの厚さを確認する際はコイルの有無も確かめてください。
安価な高反発マットレスにはコイルで厚さを加えているものがあります。
悪質な製品では肝心の体を支える高反発素材が数センチしかありません。
これでは体が固いコイル部分にぶつかってしまいます。
コイルありのものを購入する場合は、コイルの上部に4㎝以上の厚みがあることを確認してください。
厚みは、3cm、10cm、15cmで何が違いますか?
厚み、3cmだと、ベッドに重ねる分には寝心地を向上させるには良いですが、直に寝るとすると腰が痛くなったりします。
直置きには適さない厚さだと言えます。
厚み10cmだと床に置いても使用可能な厚さと言えます。
身体に問題のない健康的な若者や子供などは、なんの問題もなく、どこも痛むことなく眠れる厚さです。
厚み15cmだと、マットレスに寝転んだ時に体重をマットレスが支えてくれているという感覚を味わうことが出来る厚さです。
長時間寝ても疲れにくく、寝転んだときに心地よさを感じられる厚さと言えるでしょう。
マットレスの厚みには種類があります。
厚ければ厚いほど体を支える力が強いため、自分の体重や使い方で考えるようにしましょう。
3cmだと薄いため、ベッドの上などに合せて使う人におすすめです。
10cmは一般的な厚さで1枚だけで使うことも可能。
すのこの上に敷く、体重が軽めの人や畳の上で使う人などにも適している厚みです。
15cmの高反発マットレスは体重の重たい人、床の上にそのまま使いたい人向きです。
1枚で使うことが前提で男性であれば15cmほどのマットレスを選ぶようにしましょう。
折り畳みできるマットレスが良いですか?それとも折り目の無いマットレスが良いですか?
用途にもよりますが、寝心地の良さを重視するのであれば折り目のないマットレスの方が良いと言えます。
なぜなら、折り目があると折り目の隙間に違和感を抱いたり、体重が折り目と折り目の間に強くかかり腰が痛くなることもあるからです。
しかし、家のスペースが無いという方や、若くて寝返りを打つのになんの問題も無いという方には、折り目のないマットレスは最適です。
年齢、寝返りを打つ体力などを合わせて、折り目のないマットレス、折り畳みできるマットレスを選択すると良いでしょう。
固さはどれくらいが良いですか?
マットレスの硬さは、寝る人の体重や身長によって変化します。
マットレスの硬さはニュートンという単位で表します。
ニュートンは寝転んだ時、ベッドが身体を跳ね返す力のことを言います。
高反発のマットレスはニュートンという単位が用いられることが多いです。
ニュートンとは反発の強さの単位なので、数字が高かれば高いほど反発があると理解しておきましょう。
固さは好みもありますが、一般的には自分の体重で判断していきます。
体重が50~80kgの人は150ニュートンが目安です。
80~90kgの人は170ニュートン、100kg以上ある人には200ニュートンを選ぶのが一般的。
なるべく沈みにくいマットレスが好みであれば、少しニュートンを上げるようにしましょう。
300ニュートンだとかなり抵抗が強くなるため、100kg以上で固いマットレスが好きな人におすすめです。
固さは厚さと同様に寝心地の良さを大きく左右します。
固すぎると腰と肩が適度に沈み込まないため無理な姿勢で眠ることになります。
これでは寝ても疲れはとれません。
逆に固さが足りないと寝返りが打ちにくくなります。
適切な固さを選ぶにはマットレスの反発力の数値を見てください。
反発力はニュートンで表され、ニュートンの数値が大きいほど固くなります。
体重が大きい方ほど強い反発力が必要になります。
体重ごとの適切な反発力は次のようになります。
・50㎏以下:125ニュートン前後
・50㎏~80㎏:150ニュートン前後
・80㎏~100㎏:180ニュートン前後
・100㎏~150㎏:250ニュートン前後
・150㎏以上:300ニュートン以上
高反発マットレスは固さによって寝心地がかなり変わります。
上の一覧を参考に適切な固さをチョイスしてください。
150ニュートン、170ニュートン、200ニュートンで、300ニュートンどれくらい違いますか?
一般的に体重が50kgより軽い方は100ニュートン以下が良く、成人の方で、体重が50kg?80kgの方は150ニュートン程度、体重が重たいと言われる80?100kgの方は180ニュートン程度と言われています。
150ニュートンはみんなが寝て心地よいと感じやすいベッドの硬さです。
170ニュートンは、ちょっと硬めという感じです。
好みで硬めが好きという方はこの程度の硬さが良いのかもしれません。
200ニュートンは、体重が重たく、かつ硬めのマットレスが好みの方におすすめです。
普通の人が寝るにはマットの押し返しが強く硬いと感じるかもしれません。
300ニュートンは、体重が重たく、寝返りが困難で硬めのマットレスが好みの人におすすめの硬さです。
一般の人が寝るのはかなり硬いと言えます。
横幅サイズを選ぶ際、何を考えればよいでしょうか?
横幅を選ぶには自分の体型と身長、ベッドにお金をいくらかけられるか考えてみると決めやすいです。
一般的に横幅は広いほど寝返りが打ちやすく、ゆったりと寝れる感覚を味わうことができ心地よいと言われています。
適切な横幅サイズを選ぶには、まず最初に利用人数に合わせた横幅サイズを選びます。
その次に高反発マットレスを置くベッドのサイズなど環境的な問題を考慮します。
眠りの質を重視する場合は1サイズ大きいもの選びましょう。
1人で利用するならセミダブルがシングルよりもおすすめです。
寝返りが打ちやすくなります。
セミシングル、シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングサイズの違いは何ですか?
ベッドの横幅の大きさです。
どれも長さは、マットレスのメーカーによって若干違います。
一般的に、
シングルは横幅が97cm
セミダブルは横幅が120cm
ダブルは、横幅が140cm
クイーンは横幅が160cm
キングは横幅が180cm
と言われています。
どのサイズでも縦の長さは同じですが横幅が違いますから、体の大きさで選ぶようにしましょう。
1人で寝るならシングル以上、2人で寝る場合はダブル以上が基本です。
後はどれだけゆったりしたいかでサイズを選ぶようにしてください。
もっと大きなサイズが良い人はロングがおすすめです。
ロングだと97~180cm×207cmありますし、それ以上の例えば210cm以上のマットレスが欲しい場合はオーダーメイドで依頼することになります。
縦幅は、何を考えればよいでしょうか?
縦幅は基本的に195cmです。
縦に広いベッドを希望する場合は、195cm以上のロング丈というものもありますが、出回っている商品は少ない傾向にあります。
210cmのマットレスってありますか?
210cmのロング丈のマットレスは楽天市場等で販売されています。
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9+210cm/
高反発マットレスの縦幅(長さ)については自身の身長に適したもがベストです。
身長が180㎝未満の方なら通常丈のもので問題ありません。
身長が160㎝未満であればショート丈のほうが使いやすいですが、通常丈でも特別問題は無いでしょう。
しかし、150㎝未満のお子さんであればショート丈がおすすめです。
身長180㎝を超える大柄の方はロング丈にしましょう。
マットレスの長さが足りないと冬に寒い思いをします。
長さ230㎝くらいまでならネット通販でも購入できます。
素材は、何を選べばよいでしょうか?素材によってもマットレスの使用感が変わる
素材は好みと言えます。
下記に特徴を載せて行くことで参考にしてみてくださいね。
使用目的に合った高反発マットレスを選ぶには素材の特徴を把握しておくことも大切です。
ウレタン、ボンネルコイル、ポケットコイルの代表的な3つの素材の特徴や違いについては最低限確認してください。
ウレタンは寝心地が良く、寝返りしやすいのが特徴です。
価格がリーズナブルで品数も豊富なため購入しやすいです。
ボンネルコイルは耐久性が高く長い期間活躍してくれます。
通気性もいいです。
5万円程度と比較的リーズナブルなところも魅力です。
ポケットコイルは体圧分散性が高いため楽に眠れます。
通気性が良く、熱がこもりやすい夏でも快適です。
ウレタン、ボンネルコイル、ポケットコイルの違いは何ですか?
ウレタンのメリットは安い、程よい硬さであります。
デメリットは、カビ生えやすいことです。
ボンネルコイルのメリットは安い、コイルのお仕返しで、心地よいです。
デメリットは、コイル部分に体重がかかる傾向にあるので、やや腰痛になりますい点です。
ポケットコイルのメリットは、安い、程よい硬さ、カビ生えにくい、腰痛なりにくいです。
デメリットとしては、価格が高いことです。
高反発マットレスの素材には種類はあるので特徴を知っておきましょう。
・ウレタン
反発があるので寝返りがしやすく、体の圧力を分散させてくれます。
代表的な高反発マットレスの素材であるためウレタンを使用しているマットレスの種類も多く、選択肢が広いという特徴もあります。
ごく一般的な高反発マットレスを探している人、リーズナブルに買いたい人、寝返りをしやすいものを探している人におすすめです。
ウレタンには密度がありますが、これは固さを表すものではありません。
耐久性を表すものなので密度が高ければ高いほど長持ちしやすいという意味です。
・ファイバー
反発力が強く、通気性が良いマットレスです。
ウレタンと比べると若干固めになっていますが、通気性が良いので汗をかきやすい人や暑がりの人にもおすすめできます。
丸洗いすることもできるため、常に清潔な状態で扱いたい人にも重宝されています。
・ボンネルコイル
通気性が良く耐久性も高いので長持ちさせることができますが、他の高反発と比べると耐圧分散が低めです。
高反発マットレスの中でも固い素材なので、固いマットレスが好きな人におすすめです。
比較的金額もリーズナブルで耐久性が高いので、お手軽に買えるマットレスでもあります。
・ポケットコイル
中にコイルが入っているので反発が強く、寝返りがしやすくなっています。
多くある高反発マットレスの中でも体の圧を分散する力が強いので、体重が重たい人や寝返りができない人におすすめ。
通気性も高く、耐久性も高いマットレスが多いので長く使うことができます。
ポケットコイルは安く買うこともできますが、品質を選ぶと高価になりやすいです。
金額が高くても長く使いたい人、とにかく耐圧分散性が高いものを探している人におすすめです。
ウレタンマットレスの場合、密度の違いで何か変わりますか?
密度が高いほど、身体を安定して支えてくれ、腰痛になりにくく、心地よい寝心地を提供してくれます。
ウレタン素材を選ぶ場合は密度にも注目しましょう。
密度はウレタン素材の耐久性を意味していると考えてください。
密度は20D~50Dくらいまでありますが、30D未満のものはへたりやすいです。
最低でも30D以上のもを選びましょう。
5年~8年ほど正常に利用できます。
ベッドの上、フローリングの上、畳の上と使う場所で選び方変わりますか?
場所によって選び方は変わります。
マットレスは、やはりベッドの上に乗せることを前提として作られているので、フローリングや畳の上に置くとカビやすくなってしまいます。
ベッドの上なら、とくに気にしなくても良いですがフローリングや畳の上に置くなら、カビにくい素材のものを選びましょう。
特に畳は高温多湿になりやすいので、カビにくさに注意して買う必要があります。
フローリングや畳の上にマットレスを敷くならエア系の呼ばれる通気性の良い素材である程度厚さのあるものを選択して購入しましょう。
ベッドの上に置く場合は気にする必要はありませんが、フローリングや畳の上に置く場合は選び方に注意が必要です。
床にマットレスを直接置くケースで問題になるのは通気性です。
マットレスとフローリングや畳の接地面の通気性が悪くなるためカビが発生しやすくなります。
床に直接置く場合は通気性のよいタイプがおすすめです。
また、底つきが起きやすくなるため通常よりも厚めの製品が適しています。